『納屋橋饅頭 万松庵』の本社・工場は取り壊し
「納屋橋饅頭万松庵(まんじゅうばんしょうあん)」(名古屋市中区大須二)は、来年一月十一日から製造販売を中止するとホームページなどで公表しました。老朽化した工場の取り壊しが理由で再開は未定です。屋号の「納屋橋饅頭」は市内の三社が使っていましたが、他の二社は既に製造を止め唯一残っていました。
工場は一九七七年築で老朽化が進み、水回りの修理が難しくなっていたとされます。本社や店に「今後に関しましては未定でございます。長らくご愛顧をいただきまして、誠にありがとうございました」と張り出しがされました。
休業後について、関係者は「詳しいことは決まっていない」とのことです。
納屋橋饅頭万松庵は一九一九年にのれん分けで開業しました。のれん分け元の納屋橋饅頭本店(一八八六年創業、中村区)は二〇一六年にすでに休業し、別ののれん分けの平田町分店(東区)もその後に営業を取りやめていました。
懐かしい味。まんじゅうといったら納屋橋さんでした。また再開されることを願います。