コロナ禍で気づいた「無駄だった慣習」

飲食店 経営

“実は無駄だった慣習”に気づいた経営者・店員たち

案外いらなかったBGM

客の回転が早くなると聞いて、ランチタイムにアップテンポの曲を掛けてみたこともありましたが、効果があったかどうかは分からなかったですし、店で音楽を掛けるとJASRACにお金を払わなければいけません。何より主人も私も忙しくて、音楽なんてまったく聞いていなかったので、コロナが落ち着いても、もう店で音楽は掛けない。

子連れNGルール

コロナで客が激減したので、店の前で持ち帰り販売を始めたところ、購入者の中から子連れでお店に見える方が現れたのです。それは断れませんよね。客を選んでいるような状況ではなく、頑固オヤジが10年以上続けてきた“マイルール”は、あっさりなくなりました。

薄々ムダだと思っていた全員での声出し

『いらっしゃいませ~~!』『ファーストドリンクいただきました~~!』『あ~りがと~ございや~す!』といった声がいつも店内に響いていました。チーフによると、『店に活気が出る』という考えのようで、そもそもオーナーが修業したのが、そういうコンセプトの店だったようです。

しかしコロナ騒動で、けたたましい声出しが一切禁止になりました。するとこれが大好評。もともと価格が非常に安いため、店はいつも混んでいましたが、声出しをやめたら『うるさくなくなった』と喜ばれ、売り上げは何とか持ちこたえています。

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